Kamoizumi Shuzo
賀茂泉酒造
日本有数の酒処・西条を代表する
純米醸造のパイオニア
広島県東広島市西条

純米醸造とは、米・米麹・水のみを原料とし、醸造アルコールや糖類などの添加物を一切加えず、日本酒本来の味わいを追求する製法。「賀茂泉酒造」では、龍王山の清らかな伏流水と地元産の良質な酒米を用い、広島杜氏に代々受け継がれる「三段仕込」の技を忠実に守りながら、芳醇で奥行きのある酒を醸し続けています。さらに、活性炭素によるろ過をあえて行わないことで、酒本来の旨味と香味を余すことなく引き出し、自然が生み出す美しい山吹色を湛えた一本へと昇華されます。
今回のプランでは、「賀茂泉酒造」4代目・前垣壽宏氏による、日本酒と酒都・西条を紐解く座学と、銘醸のテイスティングを通して、日本酒の奥深さを学んでいただきます。さらに、広島を代表する料亭「半べえ」にて、瀬戸内の旬を映した料理と日本酒のペアリングコースもお楽しみいただけます。

- 酒造りにおける7つの精神
- 日本酒は麹が米のデンプンを糖に変える「糖化」と、その糖を酵母がアルコールに変える「アルコール発酵」が同時に進む、世界的にも稀有な「並行複発酵」によって醸されます。
その高度な技術を支えているのが蔵人の技や精神。日本的なものづくりの原点に通ずる酒造りをご紹介します。
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1. 理解
「賀茂泉酒造」が醸す一滴の礎となる、広島の豊かな風土。「酒米の王様」と称される山田錦をはじめ、広島八反や中生新千本といった県産の良質な酒米を厳選。地元農家と理想の米作りから共に歩んでいます。さらに、仕込水の水源となる森林の整備にも取り組み、風土を大切にした酒造りを行っています。
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2. 研鑽
農家から仕入れた米を精米し、冷暗所で休ませます。その後、品種や精米歩合ごとに吸水率を秒単位で管理しながら洗米・浸漬。蔵人が連携し、手際よく作業を進めていきます。翌朝、前日に準備した酒米を「甑」で一気に蒸し上げます。西条では、酒造りの時期になると各蔵から蒸米の湯気が立ち上り、地域の風物詩となっています。蒸し上がった米の加減を蔵人が見極め、放冷機で素早く冷却したのち、次なる工程へと備えられます。
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3. 砥磨
「砥磨」の精神が宿る麹造り。適温に冷ました蒸米に蔵人が手作業で均一に種麹を振りかけます。麹菌の生育に最適な環境を整えた麹室では、振りかけた麹菌が米全体に満遍なく付着するように手で揉みます。さらに、麹菌が繁殖して固まった米をほぐし、温度や水分を均一にして酸素を供給する「切り返し」から、「盛り」「仲仕事」「仕舞仕事」「出麹」へ。工程ごとに品温管理を徹底し、丹念に手をかけて麹を造ります。
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4. 直観
続いて、アルコール発酵に必要な酵母を培養する「酒母」を造ります。その酒母に、蒸米、麹米、仕込み水を合わせ、ひとつのタンクで醪を仕込みます。蒸米・麹米・仕込み水は、3回に分けて加える「三段仕込」。醪の泡立ちの変化を見極めながら微調整を行い、ゆっくりと発酵を促していきます。
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5. 待命
醪は最新のシステムで品温を管理し、20日から1カ月ほどかけて、低温でじっくりと発酵を進めます。「賀茂泉酒造」では、活性炭素によるろ過を行わないことで、米の旨みと美しい山吹色を湛えた酒に仕上げています。銘柄によっては貯蔵タンクで熟成させ、円熟味を深めていきます。
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6. 受容
手間ひまを惜しまない長い仕込みのすべてが、その一滴に凝縮される日本酒。蔵人は香りや味わいを確かめ、酒の出来を見定めます。その一滴には、この地の気候風土、酒造りに真摯に向き合う造り手の心が刻まれています。蔵人はそれを受け止め、次の酒造りへと繋いでいきます。
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7. 感謝
酒造りのまち・西条では、毎年秋に日本酒文化の発信と地域振興、日ごろの感謝の意を込めて「酒まつり」が開催されます。全国から約20万人以上が訪れる、国内最大級の日本酒イベントで、御建神社の境内にある松尾神社から杉玉を担いだ「大酒林神輿」が発進するなど、神事も行われます。
- 賀茂泉酒造のご紹介
- 1912年に「前垣酒造場」として創業して以来、一貫して銘酒を醸し続けてきた賀茂泉酒造。物資不足から醸造アルコール添加が主流となった戦中・戦後の動乱期、2代目は全国に先駆けて、米・米麹・水のみを原料とする日本酒本来の「純米醸造」の復活を決意。約6年にわたる試行錯誤の末に完成した純米醸造酒は、酒造業界に一石を投じ、純米醸造のパイオニアとして全国に知られるようになりました。以来、酒都・西条の発展と深化にも多大なる貢献を続けています。
「賀茂泉」という酒名は、京の都に因む「賀茂」の地名と、自社山林に湧き出る西国街道の名水「茗荷清水」に由来します。この清冽な水で酒を仕込んだことが名の興りです。適度なミネラル分が味わいの骨格を形づくり、広島杜氏に代々受け継がれる「三段仕込」の技と相まって、凛とした個性を備えた酒を生み出しています。また、活性炭によるろ過を行わないことも大きな特徴。グラスに注がれた酒はほのかな山吹色を湛え、米本来の力強い旨みが感じられます。
こうした伝統の技が結実した銘醸は、2023年の「G7広島サミット」において乾杯酒の栄誉に浴し、近年では欧米をはじめ世界各国にそのファンを広げています。酒蔵が佇む敷地内には、かつての広島県立醸造試験場安芸津支場を改築した酒喫茶「酒泉館」や直売所を併設。日本酒を起点に、人と文化が交わる「交流の場」として親しまれています。
- 住所
- 広島県東広島市西条上市町2-4
- TEL
- 082-423-2118
- 営業時間
- 平日:8:30~17:00(本社直売所)、土・日曜、祝日:10:00~17:00(酒泉館)
- 定休日
- 本社は土・日曜、祝日(酒泉館は営業)
- 駐車場
- 10台
- ホームページ
- https://www.kamoizumi.co.jp/











