Shimada
しまだ
徳島で唯一、内芸妓をかかえ、阿波の芸処「富街」の文化を受け継ぐ
徳島県徳島市

こうした芸妓文化が色濃く残るこの町で今も芸妓をかかえ、往年の富街の文化を支えているのが料亭『しまだ』です。艶やかな着物に身を包み、芸を磨いた一流の芸妓がお座敷をまわり、日本舞踊や三味線を披露。芸妓としての誇り、阿波の気風を持ち、ゲストに寄り添う心でもてなしてくれます。今回は、『しまだ』の女将による富街のご紹介、徳島の文化に魅せられた、ある外国人の物語、芸妓文化を体験できるプランを用意しました。

- 料亭に宿る「7つの美」
- 料亭は、本格的な日本料理をはじめ、建築、おもてなし、伝統文化など、日本の美や職人の技を集めた総合芸術が体感できる高級飲食店です。
今回は、瀬戸内7県の料亭の魅力を「7つの美」に分けて紐解き、その奥深い世界をご紹介します。
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1. 芸能の美
徳島の富街を支えた芸妓文化を現代に受け継ぐ『しまだ』。芸妓たちはその伝統と誇りを胸に、日々教養を高めながら、日本舞踊や三味線、お囃子など数々の稽古に励み、技術向上にひたむきに努めています。日本が誇る伝統芸能とおもてなしでお座敷を華やかに楽しく盛り上げる芸妓の世界をぜひご堪能ください。
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2. おもてなしの美
玄関では、上品な香木をお客様が訪れる時間を見計らって焚き、ほんのりとした残り香でお出迎え。宴の席はもちろん、客室にお通しするまでの立ち居振る舞い、目くばりや気くばり、料理を提供するタイミングなど、スタッフひとりひとりからも「もてなしの心」が感じられます。
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3. 食の美
四季折々の風情と旬の滋味を活かした会席料理を提供。できる限り徳島の食材を使うなど地産地消に努めています。盛り付けや器遣いにもこだわった前菜、出汁の豊かな風味を楽しむお椀、絶妙な火入れで提供される阿波牛のステーキなど、五感で楽しむ和食に芸妓たちとの会話も弾みます。
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4. 建築の美
竹を使った和モダンな外観が印象的な建物は2000年にリニューアルしたもの。日本を代表する大手工務店の熟練の大工が、伝統技術を駆使して造り上げました。欄間や建具をはじめ、芸事を披露する客室の間取りまで計算されています。敷地内にある竹林や紅葉の植栽は、全国で活躍する気鋭の庭師が手入れを行っています。
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5. しつらいの美
ゲストへのおもてなしの心をこめて、玄関や各部屋には季節によって変わる芸妓の絵画や掛け軸、生け花、美しい調度品などが飾られています。阿波おどりをモチーフにした竹細工の調度品や、京都にある世界遺産『仁和寺』の門跡による書、階段の踊り場にある200年以上前の竹を使った干支の飾りも空間を彩ります。
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6. 伝統文化の美
日本を代表する伝統文化「阿波おどり」。その名を全国広めたのは、富街の芸妓・お鯉さんこと多田(ただ)小餘綾(こゆるぎ)さんが歌うお囃子「阿波よしこの」がきっかけでした。「阿波よしこの」の第一人者として、阿波文化の継承・発展、後継者の育成に力を注いだお鯉さんは、現『しまだ』の女将・島田ゆかりさんの師匠。その伝統の灯は今も脈々と受け継がれています。
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7. 生活の美
徳島を中心に政財界人から文化人まで愛され、商談や会合、宴会、記念の会などで重用されています。個室もあるので、両家の顔合わせや結納に選ばれることも。さまざまなシーンに応じたおもてなし、華やかな盛り付けと趣向を凝らした料理で、大切な時間を演出します。
- しまだのご紹介
- 1904年に『翁亭』として創業。1961年に当時の女将・島田君子さんの名字を冠した『しまだ』に改称し、娘の島田慶子さんとともに暖簾を継承。現在は、元芸妓である女将・島田ゆかりさん、若女将の富美栄さんが、徳島で唯一、内芸妓をかかえる料亭として徳島の芸妓文化を守り続けています。
芸妓の品格のある立ち居振る舞い、宴席に興を添える舞踊や邦楽は、日々の鍛錬の賜物です。その磨き上げた芸はお座敷だけでなく、阿波おどりの会場や地域の文化行事などで披露するなど、芸妓文化の発信にも尽力しています。旬の滋味を大切にした料理とおもてなしの心を映したしつらい、きめ細やかな気配りなどもゲストの心をつかんで離しません。『しまだ』に息づく日本の伝統文化、富街の芸妓文化の粋をぜひ体感してみてください。
- 住所
- 徳島県徳島市富田町2-7-4
- TEL
- 088-623-1181
- 営業時間
- 17:00~23:00 ※完全予約制
- 定休日
- 完全予約制
- 駐車場
- なし















