Matsunoya

松廼家

兵庫の美食と伝統文化を発信する神戸随一の歴史ある料亭

兵庫県神戸市中央区

日本を代表する風光明媚な港町・兵庫県神戸市。その象徴ともいえる神戸港は、江戸時代末期、約20 0年続いた鎖国政策が終わり、国内で初めて開港された5港のひとつ。人・物・情報が行き交う拠点として、国際貿易港として、いち早く発展してきました。なかでも神戸北野は、開港とともに多くの外国人が移り住んだエリア。住居として建てられた瀟洒な近代西洋建築が点在し、当時の面影を今に伝えています。
その神戸北野にある歴史的建造物で、神戸の料亭文化を代々受け継いでいるのが『松廼家』です。かつて花街としてにぎわいをみせた神戸花隈で1917年に創業。高級料亭として隆盛を極めましたが、1995年の阪神・淡路大震災で全壊。神戸三宮の駅ビル内で日本料理店として営業するも「再度、神戸に料亭文化を残したい」と2020年に現地に移転しました。「外国の方にも港町神戸らしい料亭の在り方や日本文化に興味を持つきっかけづくりをしたい」と話すのは、4代目女将・鵜殿麻里絵さん。今回はその鵜殿さんの想いを形にしたプランを用意しました。
  • PLANA

    文化人と味わう料亭の伝統美

  • PLANB

    料亭の伝統と美食を彩る、女将たちのおもてなし

料亭に宿る「7つの美」
料亭は、本格的な日本料理をはじめ、建築、おもてなし、伝統文化など、日本の美や職人の技を集めた総合芸術が体感できる高級飲食店です。
今回は、瀬戸内7県の料亭の魅力を「7つの美」に分けて紐解き、その奥深い世界をご紹介します。
  • 1. おもてなしの美

    歴代の女将が大切にしてきた、ゲストに寄り添うきめ細やかなおもてなし。茶道や華道、日本舞踊など、日本古来の伝統教養をたしなみ、立ち居振る舞いや所作にも凛とした和の美しさが宿ります。兵庫の伝統文化や食文化にも造詣が深い鵜殿さんとの会話や交流も、常連客の心を惹きつけてやみません。『松廼家』のスタッフひとりひとりも、四季の風情を感じられるようにしつらいを整え、ゲストに心を配りながら、「また帰ってきたい」と思わせる特別な時間を紡いでいます。

  • 2. 食の美

    「ひょうご五国の恵み」をテーマに、四季折々の山海の幸をふんだんに使用。出汁の馥郁たる香りと旨みが堪能できる椀物、瀬戸内の鮮魚のお造りなど、素材の滋味をいかした端正な会席料理が堪能できます。夏は淡路島産の天然のハモ、冬は日本海産の香住ガニなど、季節の逸品を心待ちにしている常連客も数多くいます。

  • 3. 建築の美

    1907年に貿易商・大林保吉氏の住居として竣工。築約110年の歴史があり、神戸市の伝統的建造物に指定されています。立派な石垣、風格のある数寄屋造りの建物に、大正期の洋館を増築した和洋折衷のたたずまいが印象的。敷地内には白砂の石庭が広がり、春は桜、秋は紅葉が彩りを添えます。

  • 4. しつらいの美

    掛け軸や骨董品などをはじめ、『松廼家』で代々受け継がれてきた調度品が空間を彩ります。四季の移ろいと日本の美意識が宿る生け花、日本の伝統行事や節句にあわせて飾られる調度品も、訪れるゲストの目を楽しませてくれます。

  • 5. 伝統文化の美

    料亭文化の発信とともに女将が力を入れているのが、日本の伝統文化や伝統芸能の発信。国指定重要無形民俗文化財で、約500年の歴史がある淡路人形浄瑠璃の上演をはじめ、料亭文化と縁が深い歌舞音曲に関わるイベントを定期的に開催しています。料亭の味や甘味を楽しみながら、間近で観賞できる点も高い評価を得ています。

  • 6. 芸能の美

    これまで文化事業の一環として、和太鼓と横笛奏者による演奏会、神戸の伝統芸能の拠点『喜楽館』とコラボレーションした上方落語会、能楽の鑑賞会などを開催してきました。『松廼家』の復活とともに、料亭文化として紡がれてきた「芸能の美」、日本古来の伝統芸能の世界に触れられる機会を創出しています。

  • 7. 生活の美

    神戸を代表する格式高い料亭として、顔合わせや結納といったハレの日、人生の節目のお祝い、大切な人をもてなす宴や会合の場に選ばれてきました。お祝いにふさわしい趣向を凝らした会席料理、心尽くしのおもてなしも、世代を超えて愛されている理由。伝統的建造物に指定されている空間も特別な時間を演出します。

松廼家のご紹介
1917年に神戸花隈で初代女将・鵜殿しづさんが『松乃家』の屋号で料亭を創業。毎夜繰り広げられた宴には、多くの財界人・文化人が訪れたといわれています。戦争での空襲や阪神・淡路大震災での全壊といった苦難を乗り越え、2 0 2 0年に神戸市の歴史的建造物に認定されている『J R西日本ゲストハウス』へ移転。この建物は当時、西日本旅客鉄道が所有し、長く非公開となっていましたが、「伝統的な建造物を地域のために活用したい」という企業の想いと、「兵庫県の伝統芸術芸能文化を残したい」という『松廼家』の想いが合致し、共同事業がスタートしました。この再出発をきっかけに「より多くの人に料亭の味を楽しんでほしい」と、本格的な会席料理だけではなく手頃なランチもスタート。『松廼家』の歴史とともに、兵庫の魅力、日本文化を発信する場として、文化事業の企画開催にも力を入れており、全国から高い注目を集めています。
住所
兵庫県神戸市中央区北野町4-2-5 JR西日本三宮ゲストハウス内
TEL
078-862-6077
営業時間
11:00~15:00、17:00~22:00 ※完全予約制
定休日
月曜
駐車場
5台
ホームページ
http://msbranding.jp/matsunoya/