遊山箱

職人の細かな木工技術が光る
子どもの健康を願う、思い出の弁当箱

徳島県は、県土の約75%が森林という恵まれた自然環境があり、古くから林業が盛んで、木を素材とした文化や伝統が育まれてきた。その中で、徳島を代表する伝統的工芸品の一つとして知られるのが「遊山箱」。三段重ねの小さな重箱で、その起源は江戸時代にまで遡る。特に大正から昭和戦前期にかけては、子どもたちが遠足や祭りなど特別な日にお弁当を入れるために用いる品として親しまれていた。
「遊山箱」の魅力は、実用性だけでなく、精巧な作りと美しい仕上げにもある。特殊な木工技術が駆使されており、木目の美しさを引き立てるよう丁寧に塗装されている。現在では、地元の文化を象徴する品として再評価され、贈り物やインテリアとしても人気を集めている。
職人夫妻が想いを込めて作る「遊山箱」と「寄木細工」
1985年創業の山口木工は、山口友市さん、トキ子さんの夫妻で営む木工所。仏壇作りの職人として50年の経験がある友市さんの技術を生かした、オリジナル木工芸品を製造販売している。中でも友市さんが作る「遊山箱」は、仏壇作りには欠かせない木組みの技術を取り入れ、トキ子さんによる絵付けで、丈夫さと華やかさを実現。山口木工の「遊山箱」は、地元の懐石料理店などでも使われている。
「寄木細工」という違う色の木をそれぞれ組み合わせ模様を作り出す技術においても随一。「寄木細工」は板状になるまでに2年と手間暇がかかるうえに、組み合わせ違いで何通りもの模様ができる職人の腕が試される技術だ。ホワイトアッシュ、黒檀、本紫檀、シャム柿、パーロッサ、黄金檀、ウェンジ、欅の8種類の木材の組み合わせでデザインしている「地元の伝統工芸品の素晴らしさと、木が持つ美しさを感じてほしい」そんな想いで、山口さんご夫妻が一つひとつ手作業で作り続けている。

Creator Introduction

山口木工 代表

山口 友市

徳島県出身の友市さんは、18歳で木工職人として働くこの道50年以上のベテラン。1985年2月に山口木工を創業。創業当初は仏壇作り一本だったが、地元の伝統文化でもある遊山箱の魅力を今の子どもたちにも伝えていきたいと、「遊山箱」や「寄木細工」の製造をスタート。現在では、仏壇作りの木組みや研ぎなどの技術を生かした木工芸品を製造販売している。

山口木工

住所
〒779-3101 徳島県徳島市国府町佐野塚阿わじ方62-1
TEL-FAX
088-642-9020
営業時間
9:00~17:00(日曜・祝日を除く)
ホームページ
https://yusanbako.base.shop/

Sales method

  • 価格
    遊山箱(大)44,000円~(サイズ/ (外寸)幅16cm、奥行き16.3cm、高さ18cm、 重さ/1100g~)
    遊山箱(小) 33,000円~( サイズ(/ 外寸)幅12cm、奥行き14cm、高さ16cm、 重さ/750g~)
  • 直売 可(現金、クレジットカード VISA、JCB、AMEX、Diners)
  • 販売店 徳島県産業国際化支援機構、徳島市産業支援センター
  • オーダー 可(1個の場合製作期間2ヵ月程度、電話または直接工房にて注文)
  • 海外配送 不可
  • 大口注文 可(30個程度※納期は要問い合わせ)
  • 体験(ワークショップ) 不可
  • 工程の見学 可(商品を購入する場合のみ)
    所要時間:約60分
    価格:3,000円
    内容:制作工程の説明
    住所:徳島市国府町佐野塚阿わじ方62-1
    予約方法:電話088-642-9020
  • 事例紹介 日本料理店『和亭(やすらぎてい)』(徳島県吉野川市)で採用
  • 遊山箱 小 寄木あり(重箱三段) 36,300円(写真の遊山箱は特注)、寄木おはし 10,000円~

    遊山箱 小 藍染(重箱三段)55,000円(写真の遊山箱は特注)