備前焼

日本六古窯のひとつとして日本遺産にも認定された
古墳時代にまでさかのぼる歴史を持つ由緒正しい焼物

日本六古窯のなかで最も古い歴史を持ち、そのルーツは古墳時代の須恵器にあるとされる。時代と共に製法が変化し、鎌倉時代から桃山時代にかけて現在のような形に辿り着いた。岡山県備前市の伊部(いんべ)地区が代表的な産地で、釉薬を使わず高温で堅く焼き締めるのが特徴。古くは独特の土味を生かして水甕や摺鉢などが作られていたが、茶の湯の流行で茶器や茶陶が主力製品に。江戸時代中期には細工物と呼ばれる置物や香炉が制作されるようになり、以降は日用雑器などにも幅を広げていった。1982年には国の伝統的工芸品に指定され、2017年4月には「きっと恋する六古窯―日本生まれ日本育ちのやきものの産地―」として日本遺産に認定。古来一貫して、無釉焼締の技法と伝統美を守り続けている。
人間国宝の手技を継承して進化を続ける
赤い襷をかけたような紋様を出す「緋襷」(ひだすき)など、備前焼には、焼成の際に炎の性質などで予期しない色柄を出す窯変を利用した技法が複数存在する。『山本雄一・竜一工房』の山本雄一氏は、この緋襷を追求し、卓越した技術と革新により安定焼成に成功。それらを独占することなく備前の地に普及させ、備前焼の未来のために知識と技術を伝播した名工。さらに発色のもととなるエキスで意図的に緋襷を生み出す「緋紋」や、エキスに灰を混ぜて複数色を作る「緋彩」を確立。その功績は高く評価され、1996年には岡山県重要無形文化財保持者に認定。「ろくろの名手」と呼ばれ、人間国宝の父「山本陶秀」の名に恥じぬほどの才を発揮。現在は、茶の道に精通し茶陶や花器を得意とする、三代目の竜一氏が工房を牽引。伝統の美を極めると同時に、新たな感性を加えた作風を追求している。土と炎の対話を象徴する備前焼の神髄を表現した作品は、人々の心を魅了している。

Creator Introduction

山本雄一 山本竜一

山本雄一氏/人間国宝、山本陶秀の長男。1959年に父に師事し陶芸の道に入る。成形はろくろが中心で、作陶で大切にしているのは「一に土、二に焼き、三に細工」。備前焼で初めてガス窯を導入し、安定焼成をもたらした。
山本竜一氏/1964年生まれ。山本雄一の長男。1989年から祖父と父に師事し、陶技を磨く。1992年に独立。備前焼の伝統を踏まえつつ、自己表現も大切にする。公益社団法人 日本工芸会正会員。

受賞歴

  • 金重陶陽賞」、「岡山県文化奨励賞」など(山本雄一氏)
  • 「日本伝統工芸中国支部展 山陽新聞社賞」「岡山県美術展県展賞」など(山本竜一氏)

山本雄一・竜一工房

住所
〒705-0001 岡山県備前市伊部881-2
TEL-FAX
0869-64-2448
0869-64-3688
営業時間
9:00~17:00
ホームページ
https://rihou.co.jp/yamamoto

Sales method

  • 価格
    茶器 約1万5000円~(サイズ/約20cm~ 重さ/約300g~)
    花器 約1万5000円~(サイズ/約30cm~ 重さ/約500g~)
  • 直売 可(現金、クレジットカードVISA、MASTER、JCB、AMEX、Diners)
  • 販売店 『山本雄一・竜一工房』ギャラリー、備前焼ギャラリー・喫茶『里房(りほう)』、備前焼窯元『備州窯』
  • オーダー 可(名入れや刻印可、数量により応相談)
  • 海外配送 要相談
  • 大口の注文 可(2~3ヵ月で300個程度 ※商品により異なる)
  • 体験(ワークショップ) 可
    所要時間:2~3時間コース、5~6時間コース ※開始時間は応相談、1~6名まで
    価格:15,000円/2~3時間コース、5~6時間コース/30,000円
    内容:土作りから、成形、窯詰め、窯焚き、窯出し、作品磨きなど備前焼ができあがるまでの説明を原土置場や窯場などを案内しながら行う。自宅工房においての手ろくろ、電動ろくろによる体験と作品作り。(作品2点の焼成代含む)
    ※5~6時間コースは備前焼の器で作家同席の昼食か夕食あり、作品5点の焼成代含む
    住所:岡山県備前市伊部881-2(山本雄一・竜一工房)
    予約方法:電話0869-64-2448で直接問合せ(3ヵ月前まで要予約)
  • 製造工程の見学 可 ※繁忙期を除く
    所要時間:60分
    価格:1名5,000円、2名の場合は1名3,000円、3名以上の場合は1名2,000円
    内容:お抹茶と生菓子を備前焼の茶盌で提供。土作りから、成形、窯詰め、窯焚き、窯出し、作品磨きなど備前焼ができあがるまでの説明を原土置場や窯場などを案内しながら行う。作家がろくろ実演。
    住所:岡山県備前市伊部881-2(山本雄一・竜一工房)
    予約方法:電話0869-64-2448で直接問合せ(3ヵ月前の要予約)
  • 事例紹介
    備前焼ギャラリー・喫茶『里房』(岡山県備前市)で展示販売
  • TSUGAI 250,000円

    流胡麻耳付花入180,000円

    茶碗 150,000円

    緋襷肩衝茶入110,000円

    八角水指 180,000円

    KAKIⅡ 150,000円

    KAKI 150,000円  ※すべて1点物のため完売の場合あり